同志会学生寮のHP

理事長ご挨拶

若き日の出会いは生涯を貫く糧となる
同志会理事長 北原 和夫(東京理科大学教授、東京工業大学名誉教授)

 

若き日の出会いは生涯を貫く糧となる

同志会理事長 北原 和夫(東京理科大学教授、東京工業大学名誉教授)

同志会はキリスト教に基づく学生寮です。創立者阪井徳太郎氏は、アメリカのカレッジにおける学寮生活が人間形成にとって重要であることを見て、帰国後「同志会」を設立しました。

「同志」とはキリスト教精神に基づく同志であり生活を共にし互いに人格を啓発しあっていく「同志」です。それ以上でもそれ以下でもありません。

大学のキャンパスでは、類、クラス、学科、研究室など専門に分れて学んでいますから、専門性を越えた人間としての交流の機会は二次的となります。同志会の学生生活では、むしろ様々な専門を志す学生が共に生活する中で、多くの出会いがあります。

また、毎週金曜日の夕方開催される「金曜会」は、チャプレンや外会員(卒寮した先輩たち)との交流の機会となります。つまり、キャンパスにおける勉学では得られないもうひとつの教育の側面を持っているのです。

多くの同志会の先輩たちは、学問を学ぶ上でもっとも基礎となるところを同志会の生活の中で得、それによって生涯を貫く指針を与えられてきたのです。

同志会紹介

設立の目的 本会は、1902年(明治35年)、初代会長阪井徳太郎(三井合名理事 小村寿太郎外務大臣秘書官)により、以下の綱領のもとに設立されました。 同志会綱領 「我らはキリスト教の主義に基づき東京大学学生中品性を修養し知性を啓発してキリスト教的人格を作らんとする同志をもって成り此の目的の為に清高和楽なる家庭を組織するものなり」 現在は東京大学に限らず、どの大学の学生も入寮する事ができます。 寮の概要
  • 東大本郷キャンパス正門まで徒歩10分の好立地。
  • 東大駒場キャンパスまでは地下鉄と井の頭線で計わずか40分。電車も空いています。
  • 全室個室(5.5畳)。庭つき。夕食も付きます。
  • 部屋代 月 33000円。夕食代、その他雑費込みで月々約5万でOK。
  • 寮の設備として、冷蔵庫、電子レンジ、電気ポット、テレビ、ビデオ、洗濯機、乾燥器、卓球台、キッチン、シャワー、パソコン(Windows Vista)、光回線インターネット等が共同で使用できます。
  • 保証金等一切なし。
  • ノン・クリスチャンも歓迎します。
  • 在寮年数制限なし。
  • 男子大学生であれば、学部生、院生、留学生を問いません。
  • 定員は18名です。  
沿革 初代会長阪井徳太郎はアメリカに留学中、クリスチャンの学生寮に寄宿していました。そこは、高い志に溢れた若者が、キリスト教精神に基づき、暖かな交流をする家庭寮でした。 阪井は、非常に感動し、このようなキリスト教精神に基づいた家庭寮こそが、日本の将来の指導者を真に育成するに不可欠だと思い、クリスチャン学生寮の輸入を構想します。 そして、帰国直後の1902年(明治35年)、寮舎を設立して東大生を収容し、これを同志会と名付けました。以来同志会は、100年にわたって、愛と誇りに溢れた生活を東大生に提供し、各界で活躍するOBを輩出してきました。 現在は東大生に限らず、どの大学の男子学生も入寮することができます。 物件詳細
  • 最寄沿線:南北線
  • 最寄駅: 東大前
  • 所要時間:徒歩7分
  • 家賃:  33000円(水道光熱費込)
  • 食費:   380円(1食、夕食のみ)
  • 管理費: なし
  • 礼金:   なし
  • 敷金:   なし
  • 保証金: なし
  • 間取:  1R
  • 建物種別: 学生寮
  • 建物構造: 鉄筋コンクリート
  • 築年: 1967/06築
  • 間取詳細:  洋室5.5(個室)
  • 駐輪場:  有り
  • 階建:  5階建1階
  • 特記事項:
  •   クリスチャンの東大生を中心とする男子学生寮です。
  •   ノン・クリスチャンの男子大学生も受け入れます。
  • 備品:
  •   本棚、収納棚、エアコン、机、ベッド、
  • 共有施設:
  •   食堂、シャワールーム、トイレ、チャペル、倉庫
  • 共有備品:
  •   オルガン、テレビ、ビデオデッキ、DVDプレイヤー、掃除機、 インターネット接続コンピュータ、
  •   ガスコンロ、給湯器、電子レンジ、 洗濯機、乾燥機、ファクシミリ
運営 同志会は、寮生が主体となって運営しています。 毎週金曜日の夜に寮生のミーティングを行い、 そこでの決定に基づいて寮運営をします。 また、寮生は各種委員となって、寮務を分担します。 各種委員には、それぞれ、担当理事(OB)の バックアップがありますので、円滑に仕事ができます。 OBは担当理事としてだけでなく、 財政面でもバックアップしてくれます。 OBには賛助会員となり、年10,000円以上の賛助会員費納入をお願いしています。 同志会は、OBの賛助会員費によるバックアップで、 安い寮費でも運営することができています。 ※委員の紹介  1、法人委員   OBの弁護士と相談し、公益財団法人として必要な行政手続きに携わります。   また、同志会が土地を貸している、西片住宅の住民との交渉に参加します。 2、行事委員   同志会の行事の運営を担います。 3、営繕委員   蛍光灯の交換など、建物の維持・美化に必要な仕事を担います。 4、IT委員   ホームページ・ネットワークの管理をします。 5、一般会計委員   月々の寮費の振り込みや、寮生活の公共的な用途への支払いを担当します。 6、名簿・慶弔委員   名簿を管理します。   OBから住所変更の葉書があるごとに、名簿を変更します。   また、慶事・弔事の報告の窓口ともなります。 7、会報委員   年に一度発行される会報の編集作業に携わります。 8、募集選考委員   寮生募集と、入寮退寮に関する仕事を行います。 9、図書委員   寮の図書の管理と整理を行います。 10、賄い委員   寮の賄いの管理と、食事を作る方との連絡を行います。 三義務 同志会は、創立以来、 寮生をジェントルマンとして遇してきました。 そのため、あえて細かな規則を設けていません。 しかし、学生生活の中でキリスト教精神を忘れないでほしい、 との思いから、3つの義務(三義務)が設けられています。 1、早祷(そうとう)出席     月曜から土曜まで、毎朝7時頃から10分程度の早祷が行われます。     早祷とは、朝のお祈りのことです。     寮生が集まって、聖書を読み、讃美歌を斉唱し、     お祈りの言葉を唱えます。 2、金曜会出席     毎週金曜日午後6時30分から午後9時頃まで、金曜会が行われます。     これは、牧師の先生や理事長、OB、他の寮生と共に、     食事・礼拝・歓談をする会です。     金曜会出席は、三義務の中でも特に重要視されています。 3、日曜礼拝出席     日曜には、全国の教会で礼拝が行われます。     どこの教会の礼拝への出席でもかまいません。     ノン・クリスチャンの方は、最初は行きづらいと思います。     他の寮生に連れて行ってもらうといいでしょう。 行事 同志会では、年に5つの定例行事があります。 どれも、金曜日か土曜日にあります。 礼拝・食事・歓談が、主な内容となります。 1、署名式(5月下旬)   新入寮生が寮生名簿に署名をし、   正式に同志会の一員となる行事です。 2、石館会長召天記念金曜会(9月中旬)   2代目会長の召天を記念した金曜会です。 3、記念祭(11月初旬)   同志会の創立を祝う会です。   各界で活躍されている先輩の講演があります。 4、クリスマス祭(12月中旬)   キリスト生誕を祝う会です。   毎年恒例の劇があります。   新入寮生には主役をしていただきます。 5、予餞会(3月中旬)   卒寮生を送る会です。 食事 月曜から土曜日、夕食がでます。一食380円です。 日曜・祝日は休みです。夏休み・冬休みにもありません。

同志会居住環境